お写経遍路旅「🌳山のお寺のお写経部屋より🌼」自然治癒力💖

不整脈を患って始めた山のお寺(四国霊場85番 八栗寺)でのお写経。お写経遍路で身心にもたらしてくれたセラピー効果や魅力を 写真で優しく綴るフォトエッセー♥

第33話 「🔶お写経後のお片づけ」

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🔷お話は、(第32話)の昨日の続きになります。

ようやく山のお寺(八栗寺)に着き いつものように 手を清め 体も落ち着かせてから、鐘をついて 本堂にお参りさせていただきます。朝早くから お線香の良い香りが 漂っています。

 

登りの遍路道を 歩いて登ってきたにもかかわらず、この日は元気で、本堂のさらに上に登る階段を 歩いて「中将坊(ちゅうじょうぼう)」様まで 登ってみることに致しました。

いつもなら しんどいので登らないのですが、この日は 違っていました。

しんどい日もあれば、やたら元気な日もあります。

 

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急な階段です。一歩づつ 一歩づつ手すりを持って ゆっくり登って行きますと、

 

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頂上の「中将坊(ちゅうじょうぼう)」様の所まで 来ました。

「中将坊」様というのは 「天狗👺」様です。ここには 天狗様がお祭りされておりますよ。

遥か昔から 天狗様がこちらにおられて 夜になりますと 人々の住んでいる所までやってきて 人々を守ってくれているそうです。なので、天狗様の大きな下駄がそばに 置かれているのですが、時折 その下駄が 土で汚れていたりするそうですよ。

 

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そして この日もお写経部屋で 「般若心経」を書き上げる事が出来ました。ありがとうございました。

体調が しんどい時には 無理せず途中まで書いて終え 家に持ち帰ります。そして、続きは  次回の時にそれを持って来て、書いたり致します。

 

(🔶お写経後の簡単な片付け)

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無事終わりましたので 筆や硯を片付けます。

まず写経筆を きれいにします。半紙かティッシュに 水を含ませ 筆先についている墨を 筆先を傷めないように 筆先を整えながら やさしく取り除いていきます。

 

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 写経筆は 細筆で筆先が命ですから、全部洗わず筆先だけ 何回も何回も 丁寧に 墨を落とします。

 

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筆が終わりましたら次に 硯(すずり)の中の残った墨を半紙で吸い取り、硯の中にお水を少し足して また別のきれいな半紙で 墨を取り除いていきます。3~4回位 繰り返して きれいにしていきます。

 

写経筆や 写経硯は小さいので 比較的早く 片付けることが出来ます。

でも、だんだん硯の汚れが溜って来ましたら 月に1回くらい家の水道水で 水を流しながら 歯ブラシでこすって 丹念にお掃除します。

 

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お写経部屋を出る時は、開けていた障子の戸を 忘れずに閉めて帰ります。

時折 ふと、忘れてしまいそうになります~^^。気を付けまあ~す。

 

 


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