第16話 「お写経前の楽しみ( ^ω^)」
僕の通ってる山のお寺の朝は 山の緑に覆われていて 大きな木が沢山あって とっても静かで お寺のご住職さんが お堂の中で早朝の読経をされているお声が 聞こえてまいります。そのお声を聴きながら また緑を見ながら静かに歩いていきますと だんだんと お線香の香りが漂ってまいります。とても 清潔な朝を体で感じてまいります。
鐘突き堂まで来ましたら、いつものように「ゴ~ン~~~~。」朝の鐘を一つだけ 優しく突いて鳴らしました。時々、タイミングが合わないと 小さな音になってしまいますがこの日は、ちょうど良い音で鳴らすことが出来ました。
そして、手水屋で、手を洗い清めます。夏の暑い時は 顔も洗います。朝の水は とても冷たく 清らかに感じます。この時に、あらかじめお写経の時に使う墨を作るために 少しだけお水を スポイトに頂いておきます。
本堂にお参りさせていただいてから 境内のベンチに座りまして 山の緑や清潔な空気を感じながら ゆっくりと体や気持ちを整えて そしてお写経部屋へと 入ってまいります。
こうしたお写経前の一つ一つのことも 自然治癒力を感じ またお写経する際の楽しみの一つになっております。日頃の仕事疲れが溜ってる時などは 山のお寺の透明な朝が いっそうありがたく感じてしまいます。
第15話 お写経後、「熟睡」
昨日も仕事休みでして いつもの山のお寺で朝、お写経をさせていただいてきました。うちに帰っても まだ朝の11時ごろでしたので ちょっと横になりますと すぐそのまま眠ってしまいました。普段の仕事疲れもあったのでしょう。
目を覚ましたのがお昼過ぎです。とってもよく眠れました。普段の休日も 家でゴロゴロ横になって そのまま眠ってしまう時も多々御座いますが、それよりもっと 深い眠りで とってもスッキリ致しました。
お写経後、よく感じている事なのですが、お写経をさせていただいた日は 夜の睡眠でもよく 深く眠れる感じがしております。きっと 精神がリラックス出来ていて ストレスも感じることなく 熟睡できるような感じがしています。「熟睡」出来るのも お写経の効果だと 感じております。
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第14話 お写経とお掃除「💖1日朝5分掃除」
山のお寺のお写経部屋は いつも整っていて きれいで 広い空間です。自分の部屋と違って いさせていただけるだけで十分気持ちが良くなります。そうした環境でお写経をさせていただいているうちに、自分の家や部屋も少しでもきれいにしていきたく思ってくるのは自然な事だと思います。
でも自分の性格もあり日々の仕事の中で なかなかうまく続いていきません。少しでつでも自分の家も 写経部屋のように近づけたいという思いを叶えるために 「💖1日朝5分掃除」をやろうと決めました。これなら続けられるかも、と思いました。
この「💖1日朝5分掃除」を決めてから現在、約1年くらいですが 珍しく続けることが出来ています。特にトイレ掃除では、ちゃんと濡れ雑巾で便器の中まで 嫌がらずに自然にできるようになりました。
元々お掃除が出来る人ではなかった自分にとりまして、この出来事は、実は自分にとっては 信じられないくらいの画期的な出来事だったんです。確かに始めは、表面だけの掃除だったかもしれませんが、今ではこうして 雑巾1枚とバケツ1つだけで 便器の中まで素手で 「汚い」という気持ちもなく出来るようになりました。むしろ便器の中まで掃除しない時のほうが 嫌な気持ちになります。
僕のお掃除道具は、「短めのほうきと塵取り、雑巾1枚とバケツ1つ」たったこれだけです。これだけで 朝、とても自分自身気持ちが良くなり 心が整います。
こうしたことに気が付いて 出来るようになれたのもきっかけは 山のお寺のお写経をさせていただくようになってからです。本当に ありがたいと感じております。
第13話 「お写経セラピー」
今週も ちゃんとお仕事をさせていただいて 無事、週末を迎えることが出来ました。明日はお休みです。
週末になりますと 真っ先に「お休みの明日 お写経へ行きたいなア~」と 自然に思ってしまいます。1週間のお仕事などで体も気持ちも 多少疲れを感じていますので お写経をして 少しでも 体や心をすっきりさせたく思ってしまいます。
特に早朝に行うお寺でのお写経は 自分にはすごく効果的で うまくお伝え出来ないのですが、書き終えた時は とにかくすごく気分がよくなります。セラピー効果が 強く感じ取ることが出来て 良い状態の自分にすっきりと近づけます。そんな現象を 自分では「お写経セラピー」と 言っております。
そうした効果を 経験で体で知っておりますので 週末疲れが溜りましたら自然と いつものお寺のお写経部屋へ 一人で行きたくなってしまうんですね。
想像するだけで ついうれしくなってしまいます。^^
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第12話 「先生がいないお写経」
僕がよく訪れるこちらのお寺でのお写経は 習い事教室のような先生はおりません。自分でお写経したい時に行って 一人で書いていきます。なので 「先生や誰かにお写経を教えてもらう」という事はありません。ただただ 一人で書いていきます
始めてお写経をさせていただいた時は 友達も先生もいないので、静かに一人でするお写経は ちっとも楽しくなくって 「こんな事してて何か意味があるのかなあ~」と 自分でお写経しながら思いました。
始めたきっかけは 夜な夜な不整脈が出てて 怖かったので 「姿勢をひと時でも正して 少しでも不整脈を和らげたい」そのことがきっかけでしたので 自分にとってのお写経は 「ひと時でも姿勢をよくして 呼吸を整えたい。」という目的だけでした。つまらないのを我慢しながら 書き上げますと とてもスッキリして 夜な夜な起こってた不整脈が その夜から、止まったのです。すごくうれしかったです。それから時折 通うようになりました。
でも お写経をさせていただいていますと 何かを感じたり 気づいたりいたします。「写経を教わる・知識を習得する」というのではなくって どちらかと言いますと 自分を「整える・気づく・感じる」といった感じがしています。
まだまだ詳しくわかりませんが 本来の自分の良い状態に 近づけるような そんな感じがするんですよ。
時折聞こえてきます鳥のさえずり、山の緑の季節の景色、空にはゆっくり流れる雲、、、ここでのお写経は 普段の生活の中での疲れを 和らげてくれるようで ありがたいなあ~と そう感じております。
第11話 「お写経で一番大事にしてる事」
お写経へ行く時には、「少しでも姿勢を良くしたい」とか「気分をすっきりさせたい」とか「自分と向き合ってよく考えたい」「文字をきれいに書けるようになりたい 」「静かに精神を休めたい」などなど いろんな思いを持って出かけます。
そんな時間を提供してくれるお寺や 長い歴史を守って来られた先人の方々、職員さんの日々の掃除や管理などのおかげで こうしてお写経をさせていただけるという感謝の気持ちを いつも持ってお寺に行きます。
お寺でお写経させていただく時に 一番大切にしていることは ここで気持ちよくお写経が出来るのは「山の自然やお寺に携わって守っていらっしゃるすべての方々のお陰」という感謝の気持ちと その感謝の気持ちから来る思いやりの行動や言動を 自分は一番大切にしています。
この気持ちと行動がないと いくら楽しめても いくらきれいな文字が書けても 本当の心からのお写経での喜びにつながらない様な そんな気が致します。
この一番大切な事を 気づかせていただけたのもお写経でした。そしてその気持ちを育(はぐく)む事を させていただく所が 写経室のような そんな気がしております。
第10話 のんびり写経♥
「お寺でお写経をする」ということを 頭でイメージしてしまいますと 僕もそうだったのですが、たいていきちんと座って じっとして ただひたすら集中! という感じで 固いイメージで とらえてしまいがちかと思いますが、確かに全部その通りで、そういう時もあります。でも普段なんとなく行って行うお写経の場合は とても柔らかい感じでお写経をしています。
一行書いては筆を休め 外を眺め、また一行書いては外からの楽しそうな声に耳を傾けたり、一行書くたびに障子の向こうの景色を眺めたり致します。障子の向こうのお庭の景色を眺めていると お庭のほうからこちらを見ている人と目があったりして 軽く会釈をしたり、軽く微笑みで返したり、「サーッ、サーッ、」と ほうきでお庭をお掃除している音が 何故か好きで、うっとり聞いていたり そんなのんびり写経も 楽しいものです。
精神を集中して行うお写経もあれば、障子の向こうのお庭を眺めてばかりの「のんびり写経」をする時もあれば、始め集中 休憩後はのんびり写経とか、また半分だけ写経して 残りは次回書く事にして お庭で写真ばっかり撮影する そんなお写経&写真撮影 そんないろんなお写経スタイルがあります。どんなお写経スタイルになるのかは その日、お寺の写経部屋に行って書き始めてから自然の成り行きで決まるので これもまた お写経の楽しみの一つなのかもしれませんね。