第30話 お寺に入ったら 「お写経前にする事💛」
お寺の山門をくぐって お寺の境内に入りましたら 手水屋で手や顔や口を 洗い清めます。その際に、お写経の墨を作るための水を少し あらかじめ頂いておきます。そして お寺の社務所で 「いつもお世話になります、今日もお写経させてください^^。」と声をかけて お写経部屋へと入っていきます。
💛蛍光灯を付けて お写経部屋に入りましたら まずやる事は、
- 部屋の障子の窓を開けまして 山のきれいな空気と光を 部屋の中に入れてあげます。
- 次に お写経部屋の前にお祭りされています仏様のローソクとお線香に火をつけます。そして 「今日もお写経させていただきます。よろしくお願いいたします。」と 心の中で唱えます。
- それから 席についてさっき用意した水を硯(すずり)に入れまして 墨を作り、墨が出来ましたら まず背筋を伸ばし姿勢を正します。そして目を閉じて手を合わせ おおきく息を吸って ゆ~~っくり吐いて 数回繰り返し呼吸を整えます。そして気持ちを乗せて ゆっくりとお写経を 書き始めていきます。
これが簡単で 今の自分の 基本的なスタイルです。ご参考になれば幸いです。
※お寺では 筆ペンもご用意してくれておりますよ。
お写経を書いておりますと 山鳥の声や 参拝者の突く鐘の音、行者さんが吹くほら貝の音色 普段の生活の中では 見たり聞いたりしない様な音色が 静かな静寂の中、そ~~っと優し~~く 遠おくから そ~っと聞こえてまいります。
静か~な時間が ゆ~っくり ゆ~~っくりと ・・・ 流れていきます。
そんな静かな時の流れが 日頃の仕事での体の疲れや 心の疲れを ゆっくりと整えてくれていくようで お写経中にも そのようなわずかな感覚が 感じ取れます。
そうした時間の中、ゆっくり ていねいにお写経を書き上げる頃には 書いている文字も 書き始めた時の文字より とても生き生きした文字のように見えます。
💛この文字の変化は 「自分自身が 来た時よりも元気になったんだなア~。」と そう感じさせてくれて うれしくなります。本当に うれしくなるんですよ^^。「ありがたいなあ~~^^」と 素直にそう思います。💖
【風韻白檀】高級線香バラ詰 13.5cm 安心の国産線香 創業文政三年永楽屋厳選
東海製蝋 ミニローソク リュミエール 8分 約330本 171-07